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日本はいまや「後進国」。数字からみるいまの日本と老後の行方

ソフトバンクグループの孫正義社長の発言が話題になっています。

普段あまり厳しいことを言わない孫氏だけに、かなりの危機感を持っての発言だと思います。

日本が、「かつて技術的に優れた先進国で豊かな国だった」というのは幻想です。

いまや世界的に「後進国」になっているのは数字からみてもはっきりしています。

その現実を受け止めないと、老後も勘違いして大きな痛手を被りかねません。

 

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孫正義氏の言葉

ソフトバンクグループの孫正義社長による手厳しい発言が話題となっています。

日本は「かつて豊かだった」のではなく、もともと貧しかったのだ。事実、日本の労働生産性の順位はこの50年間ほとんど変わっていない。昔から傑出した技術大国であったという自らの「勘違い」に向き合わねば、日本経済はトンネルを抜けることはできない。と語っています。

この「日本はAI後進国」「衰退産業にしがみついている」「戦略は先輩が作ったものの焼き直しばかり」という意見は誰もが薄々感じていたことです。

私たちは学校で、日本は先進国、技術が世界的に優れていると勉強しそれをいままで信じてきました。

しかし、いまとなっては技術的に遅れた「貧しい国」というイメージしかありません。

 

もうすでに先進国から脱落している

 

実際、日本は多くの面で先進国から脱落しており、ここから再度、上位を目指すのはかなり難しい状況にある。

私たちには、日本はもはや後進国になったことを認める勇気が必要かもしれないと専門家も語っています。

私たちの後進国のイメージが、おそらくかなり「貧しい国」となっているのだと思います。

いまの日本は、世界的にみて先進国ではありません。

それは、世界と比較した数字を見れば一目瞭然です。

 

数字に現れている日本の現状


日本社会が急速に貧しくなっています。

日本の1人1時間当たりの労働生産性は、46ドルで35カ国中20位。(2016年 OECD

この1人1時間当たりの労働生産性とは、分かりやすく言えば「労働者が1時間で生み出す成果」です。

相対的貧困率は、16.1%と、先進国の中でも42ヶ国中28位(2016年 OECD)と貧困率が高くなっています。

この「相対的貧困」とは、所得の中央値の半分を下回っている人の割合で、つまりその国の所得格差を表している数字です。

つまり、日本人の6人に1人が貧困層に属しています。

子供の相対的貧困率はさらに高く7人に1人が貧困世帯に属しており、社会問題にもなっています。

年金の所得代替率は61.7%と49カ国中40位です。(2016年度 OECD

この「年金の所得代替率」とは、年金を受け取り始める時点(65歳)における年金額が、現役世代の手取り収入額(ボーナス込み)と比較してどのくらいの割合かを示すものです。

日本は世界的にみても、労働生産性が低く、6人に1人が貧困にあえぎ、年金で生活をまかなうにしても世界的にみて所得代替率は下位であることがわかります。

 

世界2位の影を追う国民

 

私たちが小学校くらいの時には、1人あたりのGDP国内総生産)が世界2位だと教わりました。

しかし、これは一瞬の出来事でありこの50年間日本の労働生産性は先進各国で下位をキープしています。

日本は「昔は豊か」だったのではなく、昔から貧しかったのが他の国がさらに悲惨な状況であったため、「豊か」だったと錯覚していただけだったのです。

私たち世代では、このアメリカについGDPが世界2位という刷り込みが「豊か」だったと思わせているだけなのです。

 

バブルを経験した世代

 

われわれ50代はバブルを経験した世代です。

しかし、いまの若者はずっと景気が悪い時代しか知りません。

そのため、ものを買うということ自体にあまり執着していません。

お金に対する価値観は、50代、60代の方が狂っているように感じます。

家、車、ギャンブルといまの大多数の若者はあまり興味をしましません。

我々は、逆にいまの不景気な時代に育った若者を見習うくらいの姿勢を持たなければなりません。

右肩上がりの経済を経験したばかりに、お金を節約することが「惨め」に感じてしまうかもしれませんが、いままでの価値観のまま老後に突入すると老後破産になりかねません。

孫氏がいうように、勘違いをしたままでは正しい次のステップには進めません。